たくさんの工場を運営している会社で、従業員800人の事業所。どの工場も主に金属加工製品を作っており、事務所には約50名が在籍、その中で人事のスタッフは10名です。人事とはどのような仕事をしていて、残業は多いのでしょうか。
人事:午前中にする仕事の流れ
朝のミーティングで、全員の大まかな1日にする仕事の内容を共有します。その後は「労務管理」「給与計算」「福利厚生」に関する事務処理を行います。
タイムカードの勤怠チェックや、それに伴う残業代等の計算をし、社会保険の諸手続きも行います。給与システムへのデータ入力とその反映データのチェック…これを1ヶ月のルーティーンで行うのです。時期によっては「年末調整」に関わる事務処理や労働保険算定などが作業として加わります。
人事:午後からする仕事の流れ
午前中に引き続いて「労務管理」「給与計算」「福利厚生」に関する事務処理です。締切日が決まっているものについては、基本的に定時の17時半が〆なので、それまでに終わらせるようにします。
また社内外への送付物があれば15時までに作成、専門の部署へ依頼します。少なくとも週に1度は課内ミーティングを「16時~17時頃」に行い、今後のスケジュール確認や人事情報等の共有を行っていきます。
人事は1年を通して安定した仕事量があり、暇な時期は無い
仕事柄繁忙期はありますが、1年中業務が定期的にあるので閑散期はほぼない業務です。残業時間は少ない月では10時間程度、多い月では40時間程度の残業があります。
受け持つ業務の違いによって若干の差はありますが、どのスタッフも平均20時間程度の残業をしています。しかしよほどの繁忙期でなければ、月に「5日程度」は定時で帰れる日があります。
人事職はどういう人に向いている仕事か?
人事は人の仕事の管理をしたり、常に他部署と連携が必要です。コミュニケーション能力が求められ、要領がいい人が向いているといえます。ポジションによって人事は新人・新卒・中途の採用や面接、健康診断や研修なども担当します。
仕事は比較的多く煩雑なため、1から10まで丁寧にやるのではなく、手を抜くところときっちり締めるところを見極められる人でしたら、仕事に追われることなく落ち着いて仕事ができるのではないでしょうか。