幼稚園の先生はどんな1日を過ごすのか、残業や仕事の流れはどのようなものか?

全5クラスの小さな幼稚園で、園長、副園長、正職員6人、パート5人、バスの運転手2人という構成です。平日の8時半~14事時頃までは3~5歳の幼児を保育・教育をする幼稚園教諭、1日はどのような仕事の流れになっているのでしょうか。

幼稚園教諭:午前中の仕事の流れ

特に自分に急ぎの仕事がない場合は午前8時までに出勤します。しかし自分の仕事がある人は、勤務時間内にする時間が確保できないため、もっと早く出勤する必要があります。

まず大きく分けて「バスのお迎え」に行く人、「園で迎え入れる為の準備をする人」の2つに分かれます。

園で準備をする人は子ども達が来るまでに、「園舎と園庭の掃除や整備」をしたり、「動物小屋の掃除やご飯をあげたり」しています。

バスのお迎えの人は、バスに同乗してバス登園の子ども達を迎え入れます。親と子がバスを待っているので挨拶をして1箇所ずつ回ります。子ども達が登園してからは、朝の支度を見守ったり、子ども達の様子に合わせその日の活動を進めます。遊びから学びを深められるよう、一緒になって遊んだり時には見守ったりしてきます。

幼稚園教諭:午後からの仕事の流れ

子ども達と一緒に昼食を食べた後は、勤めていた園では後園まで自由遊びの時間があったので、自由遊びの間は一緒に遊んだり友達同士のやり取りを見守ります。バスのコースがいくつかに分かれていたので、パートと正職員が手分けしてバスに乗っていました。

バスに乗らない人は園舎と園庭の掃除や整備をしたり、動物の世話をしたりするのです。掃除が終わった後に正職員と園長で会議をし、子ども達のケガや一日の出来事、明日の出来事等を話し合い、全員で情報を共有できるようにします。その後は、学年毎に明日の準備をしたり、自分の仕事をしていきます。

幼稚園での残業は非常に多く、手当ては残念・・・

園にもよりますが「定時が一体何時なのかわからなくなるくらい」定時であがれることはありませんでした。運動会や発表会といった行事前は特に20時~22時にあがることもありました。手当てもほとんど無い場合も多く、給料は低い。

あがれる時間は園によって様々で、定時であがれる園(公立は特にあがりやすい)もあると聞きます。しかしどの園でも共通しているのが「持ち帰りの仕事は沢山ある」ということです。遅くまで仕事をして家に帰ってから、家で仕事をするのです。

幼稚園は「とにかく子供が大好き」という人でないと難しい

子どもが大好き」なことが大前提のお仕事です。お給料は比較的安いし、持ち帰りの仕事も沢山ある、体力も必要、周りが思っているよりも本当に大変な仕事です。

しかしどんな大変な時も子どもが大好きであれば、子どもに元気をもらい、逆に助けられます。癒やされてまた頑張れると思えることもあり、全ては大好きな子どもの為に出来ること、そう思える人に向いている仕事と言えます。