配達の仕事って「1日ずっと運転」なのか?下請工場の仕事の流れについて

地元の電子部品製造会社の下請け工場で、電子機器の電子基盤をお得意さまから預かるために訪問します。自社で「ハンダ加工」「金メッキ」の各種メッキ加工をした後、その基板を配送する業務です。地方の配送でよくある、一般的な配送業務です。しかし配送業務と言っても大手の宅配会社とは異なり、小さい会社では様々な業務も発生します。

配達:午前中の仕事の流れ

前日の配送時にお得意様よりお預かりした「電子機器の電子基盤」を加工している自社の現場の手伝いをします。その品質管理検査部門への受け渡しの手伝いや、加工過程の把握のための時間管理、そのための現場とのコミュニケーションを図ったりします。

また、加工の仕上がった製品をお得意様にお届けするための梱包作業なども自分で行い、午後より配送に出るための準備をするのです。

配達:午後からの仕事の流れ

昼食を社内の食堂で済ませた後、毎日決まったルート(ルート配達)でお得意様に加工の仕上がった製品をお届けします。その時に翌日の加工分を再度お預かりする必要があります。

また、お届け分のないお得意様へもお伺いし、翌日の加工分の有無を確認、あればお預かりしています。帰社後はお預かりした電子基盤を翌日に速やかに加工できるよう準備しておき、現場に加工指示をしていました。

加工して配達、加工が遅れると配達は後にずれるので残業が多くなる

加工現場の進捗状況により午後の出発が遅れると、自ずと「サービス残業」となり定時で帰れることはほとんどありません。時には深夜までかかる場合も少なくない状況です。

定時で帰れる時は会社的に暇ということになるので、業務時間内でも手持ち無沙汰になるので仕方ないかなと半ば諦めていました。定時で帰れるのは総務部門だけでした。

配達業務はどんな人に向いている?

この業務はとにかく「体力勝負」なところがあります。体育会系の人の方が向いているようで体格の良い方が多いです。またお得意さまや自社の現場とのコミュニケーションも大切ですので、人と話すのが好きという人に向いています。