大阪に本社がある、工作機械に用いられる様々な機械工具を取り扱う総合商社です。取扱い商品の点数は30万点以上。従業員数は約200人で、国内に事業所や営業所を20箇所持ちます。貿易事務の仕事はどのような仕事内容なのでしょうか。
貿易事務:午前中の仕事の流れについて
昨日退社してから今朝までに来た「注文書」をメールで来た場合は印刷し、社内注文番号などを付与するエクセルに入力して、そこから製造メーカーに注文書をFAXします。
午前中に来たメーカーからの商品の入荷確認(商品名、数量、型番など)を在庫倉庫にて行います。間違いにこの時気付けば、メーカーにすぐに電話をします。急ぎの商品は、入荷確認が終わればすぐ担当者に内線で商品の到着を連絡します。商品の発注を捌いていく感じです。
貿易事務:午後からの仕事の流れについて
入ってきた商品に添付されていた納品書が入力していた注文通りか確認した上で、社内の伝票を計上します。お客さんに同梱するインボイスやシッピングパック、パッキングリストなどを適宜作成します。
別途、輸入用に梱包が必要な場合は依頼し、船便の場合は、船会社に予め連絡する必要があります。クーリエを使う場合は、集荷依頼をかけます。これらの合間にお客さんの国との時差にもよるが、見積依頼の電話やメールがくるので、メーカーに値段や在庫の確認をとります。
貿易事務の残業は少ないが、イレギュラーで海外の事情が絡む
社内的には残業はなるべくやらないようになっているので、よっぽどのことがない限りありません。ただし「お客さんが海外」のため、時差や長い休暇(日本のゴールデンウイークや海外のクリスマスホリデー)の違いがあるので、長い休暇前や急ぎの商品がある時は多少残業していました。
自分達のいる日本だけでなく、海外の休みの事情やイベントにも気をつける必要があります。もちろん相手は日本人だけでなく外国人の時もあります。しかし日本語でやり取りするので、特に英語を使える必要はありません。使えれば更に仕事の幅が広がったり、手当がつく人もいます。
貿易事務の仕事に向いているのはどんな人?
コミュニケーション好きで、海外のとてつもない要望や変更にもハイハイと単調に対応できる方が向いています。取扱量もあるのでサクサクこなせるけれど、細かいとこまでしっかりと話を詰めることができる方が理想です。
日本と海外の商品に対する感覚やクレームも全く異なります。それは国によっても様々ですので、うろたえずにそういう国の感覚だと認識し対応に当たると楽に仕事が出来るようになります。