小児クリニックの医療事務、健康に自信が無いとダメ?「残業の有無」と「1日の仕事の流れ」について

個人の小児クリニックで、従業員は「医師1名」(院長)「看護士2名」(常勤とパート1名ずつ)「医療事務3名」(常勤)。小児の診察、健診、予防接種などを行っています。レントゲンが撮れる設備と4つのベッドがあり、点滴もできます。

医療事務:午前中の仕事お流れ

診察が始まる前に、医事コン(医療事務コンピュータ)の準備と掃除、看護士と当日の予定などをミーティングで確認します。イレギュラーで来る患者さんの対応を、事務員で最終確認します。

診察が始まったらカルテを出したり「電話対応」「窓口対応」「診察補助」「院内の雑務」を行います。お昼直前に午後の診察や予防接種、健診のカルテについての最終確認をします。

午前中の診察終了後に、診察代の確認(レジと医事コンで金額が合っているか)をし、待合室のおもちゃや絵本などを片付けて午前中の仕事は終わります。月末には通常業務と平行して「レセプト」「書類整理」「カルテ整理」を行います。

医療事務:午後からの仕事の流れ

午後の「診察」「予防接種」「健診」の対応を行います。午前中に引き続き、診察補助や電話対応、窓口対応です。週末には銀行へ診察代を振り込みに行くことがあります。

夕方に翌日の診察、予防接種、健診のカルテを準備し、内容を確認しておきます。診察時間終了直後に看護士と翌日の予定の為のミーティングを行って、掃除、診察代の確認をして金庫を院長に預けます。

最寄りの調剤薬局に、診察が終了した旨をFax(ファックス)します。月末には診察終了後に作業しきれなかったレセプトを行ったり、返戻の確認を行います。

患者さんによって残業時間が左右される

閑散期は定時で帰れますが、繁忙期は受付を終了しても、受け付け前に来た患者さんがいる限りは帰れません。診療内容や症状によっては、時間がかかる場合は30分から1時間程の残業になることもあります。

また、イレギュラーで時間外に急患を受ける場合や、月末の事務処理が終わらない時には1日に1~2時間の残業が発生します。

医療事務に向いている人とは?

「窓口対応」が主になる仕事なので、人当たりがよく人と話をするのが苦にならない人が向いています。また「病気の人が来るところ」なので、健康に自信のある人が良いでしょう。風邪を引きやすい人や、体が強くない人は止めておいた方が無難です。

「医療事務の知識」があるのが一番よいと思いますが、病院によってやり方が全く違うので、資格がなくても細かい事に気を使える人なら向いています。院内は基本的に女性の多い職場なので、同僚や医師と上手にコミニュケーションをとることができる人におすすめです。