どんな仕事内容?債権管理部署で働く「事務」の1日はこんな仕事をしている

全国に営業所がある運送会社で、その本社の経理事務の部署。本社経理は、大きく2つの部署に分かれています。それぞれそこからまた細かく分かれ、主に債権の管理をする部署に勤めていた仕事の流れを紹介します。お金を扱う事務は特に資格が必要ない場合もあれば、経理経験者や簿記検定3級・2級が必要な求人も多くあります。

午前中は「入金」と「2重入金」の処理をする

午前中にドライバーからの「入金伝票」が届きます。引き落としや、お振込をされていないお客様はドライバーが直接集金します。伝票枚数を数えて入金処理をするのですが、ドライバーが集金した後に誤ってお振込されてしまうお客様が多々います。

その二重にお支払いいただいた差額分を、「繰越」にするか「返金」にするかという確認の電話をします。どちらの場合も「お客様」と「ドライバー」の両方に電話をかけ、その処理だけで午前中が終わります。

午後からは「入金の間違い」についての確認

午後からは、お振込や口座引き落としされているお客様に関する処理です。手数料や金額を間違えて払ってしまったお客様、部署ごとに分けずに会社全体で全額お支払いの企業様、エリア担当でお支払いいただいている場合など、請求金額と違ったお支払いをされている場合が多くあります。

その金額がどれかを照らし合わせながら、お支払い金額の消し込み作業をします。お客様に確認のため電話する場合や、入金された銀行に直接問い合わせをする場合もあります。

お金を扱う仕事は五十日(ごとおび・ごとび)が忙しい

土曜日は「銀行が休み」のため残業する事はほとんどありません。ほぼ午後の仕事は処理済み伝票の「整理」「消し込み」のために使用するバーコード付きの控えを整理します。

15日、25日、月末は忙しくて作業量も増えていきます。ほとんどが残業で月末は長くて1日に3時間の残業でした。逆に債権以外の部署は月初めの残業が多い印象です。

お金を扱う事務はトラブルが多い、計算好きにオススメ

コツコツ地道な作業や電話の回数がどうしても多くなる仕事です。特に電話は、こちらが二重にいただいている場合や、金額アンマッチしたり、払っていただけていないなどの内容になりますので、お客様から怒鳴られることもあります。打たれ弱い方にはあまり向いていない部署です。

お金に関してはビジネスをする上で最も間違いが許されないことであり、クレームやトラブルになるケースは少なくありません。細かい計算が得意な方に向いている仕事と言えます。