東証一部の電気機器メーカーの都内の大規模な工場で、そこでは1000人前後働いています。新規サービスに利用する為、技術を研究する部署で全体で30人、所属チームは5~7人でした。研究開発とは主にどういった事をしているのでしょうか。
研究開発:午前中にする仕事の流れ
出社後はメールをチェックした後、定期進捗報告会が行われます。その際に報告するのは、前日までの「研究成果」及び「進捗」についての報告です。
その後はチーム内でミーティングが行われ、各自の作業内容及び発生している問題についての共有を行います。定例ミーティング関連で午前中の時間の半分が取られ、それが終わったらやっと自分が担当する仕事に取り掛かる形となります。
ミーティングが終わった後は、昼になるまで各自の研究/要素技術の資料チェック/検証を行う形です。
研究開発:午後からの仕事の流れ
午後は引き続き各自の研究/検証を行いますが、週の半分は営業・企画・技術部との「製品に関する打ち合わせ」が1日に1~2時間程入れられます。
15:00を過ぎて打ち合わせが終わったら、残りの研究/要素技術の資料チェックや検証タスクを行います。進捗的に一段落つけば、明日のミーティングで報告すべき内容を纏めて退社するという流れです。
研究職は基本的には残業がある
事前に何か予定がある場合、もしくは予想以上に研究の進捗が進んだ際には定時退社は可能ですが「基本的には残業はある」仕事です。
なぜならチームで業務を行っている為、チーム全体で進捗が遅かったり、メンバーのフォローやヘルプ等を行わなければならないからです。つまり自分の管轄以外の状況に左右されるのです。ただし他の工場の研究部署は「個人裁量」となっている部署もあり、定時退社を頻繁に行っているメンバーがいます。関わるメンバーが少なく、個人の研究が優先するような部署では残業は少ないといえます。
研究職はどういう人に向いている仕事か?
研究は基本的には「明確な答えが無いもの」で「仮説を実証していく」仕事となります。課題に没頭できるのは勿論、諦めない心がある人に向いているといえます。
また、研究は大体「チームで仕事をする」ので、人との「和」を大切に出来るのも大事な要素です。そして結果に答える為に研究結果が重視されます。