基盤製造業の1日の仕事の流れや「残業」「働き方」について

基盤メーカーの関東営業所で従業員は60名在籍しています。製造部は3グループに分けられ扱うものが異なります。他に編集、営業、事務という社内の構成です。1日約90件の注文を受けて、生産しそれを2~3日の内に出荷するといった短納期の製造です。どういった製造の流れで毎日仕事をしているのでしょうか。

製造:午前中の仕事の流れについて

午前中は、製造に使うものや部署内の掃除から始まります。その後は各担当に分かれ、製造が始まります。編集チームからどんどんと流れてくる仕様書を見て、ひたすら作業をしていきます。

お昼までに目標の半分は終わらせていないと、出荷をずらす可能性も出てくるのでスピードが求められます。三時間半の間に半分の完成品を作るのがお昼までの流れです。その間に10分は休憩をとり、バタバタとした毎日です。

製造:午後からの仕事の流れについて

お昼後も引き継ぎ作業を始め、夕方16時頃に梱包担当を1名決めます。出荷の伝票がおりてくるのが16時頃なので、梱包担当は「箱詰め」「伝票貼り」「荷受け場に並べる作業」に入ります。

出荷件数が多い時は客先に確認をしながら、出荷日をずらすものも出てきますが、できるだけ全て今日中に出荷しなければなりません。最終的に残るのが梱包担当ですが、このポジションは女性が担当する仕事と決まっていました。

前段階でのスピードによって残業の有無が決まる

作ったものを「今日中に出荷」が目標ですので、編集チームが遅れると製造部も遅くなります。そのため製造に来る前の段階で遅れていると、製造部の残業は確定です。

出荷件数が少ないときでも、その作業が終わらなければ残業です。自分の担当作業が終われば、終わった順から帰宅して良い事になっています。件数が少ない時で、1日の残業時間は30分~1時間ですが、多いときは検討がつかない程の残業時間です。

正社員は月平均で20時間は毎月残業ですが、パートさんのみ家庭を配慮され残業時間は10時間ほどで調整されます。

製造職に向いている人はどんな人?

コツコツ作業ができる人は無心になれるので、向いてるといえます。しかし毎日が同じ流れの繰り返しですので、新しいことを吸収したい方には飽きてしまうでしょう。

どちらかといえば体を使う作業になるので、体の細い子や体力が無い子は辞めて行ってしまいます。体力的にも自信のある方であれば女性でも全く大丈夫なのが製造です。