美容系の会社で「エステ部門」「美容室部門」があります。小田急線沿線を中心にお店を構え全国にも展開し、海外にも進出しています。主にデパートにテナントで入っていることが多いタイプのお店です。美容師とは1日にどんな仕事をこなしているのでしょうか。
美容師:午前中の仕事の流れ
美容室部門では「トレーニング」「練習会」を自由参加で行います。その後はミーティングで売り上げや目標といった報告連絡があり朝礼です。その後に全員でサロンの掃除をします。
デパートと同じ開店時間でサロンもオープンし、お客様が来店するとカウンセリングをし、その後にシャンプー・カット・カラー・パーマなど施術が始まります。
慌ただしさからあっという間にお昼の正午の時間がきますが、ほとんどのスタッフは「お昼の食事をとる時間」はありません。午前中に食事は数えるほどしかしたことがありません。
美容師:午後からの仕事の流れ
正午を過ぎると、食事をとるタイミングを探し始めて交代で1人ずつ食事に入ります。サロンの営業は続いているので、食事の持ち時間は1人20分程です。食事は忙しさによっては15時を過ぎてもとれないこともよくありました。
食事が終わるとそのまますぐに営業に入ります。また施術をしていきデパートの営業時間より少し遅めに営業は終了します。お店を閉めた後は掃除をして売り上げを出し、使った薬剤などの本数を調べて、足りない物は発注して終礼です。
その後は各自でトレーニングや練習会をします。入社したばかりの練習量がたくさんあった頃は「終電」で深夜帰宅もたくさんありました。時には営業終了後に都内まで会議に出かけることもあるほどです。
残業は当たり前の環境、技術を身に付ける必要がある
残業はあり、あって当然の環境です。練習会や自分自身のトレーニングは常にやる必要があり、営業終了後に在庫管理の仕事もしなければなりません。
営業終了後に都内まで会議に行くと言うのもいわゆる残業でしょう。定時で帰るという事は営業終了で帰るということなので、よほど売上も技術もトップクラスで練習することがない人以外は定時で帰ることはほとんどないのです。専門学校を出ても身に着けなければならないスキルはたくさんあります。見習いの頃は給料は安く、残業はとても多い環境なのです。
美容師はどんな人に向いているか?
女性のお客様を対象としているので、愛想がいい人が1番向いています。あまりテンションが高すぎても疲れてしまうし、低すぎるのもダメです。
常に笑顔が作れる人が好かれ、後は清潔感が必要です。第一印象はほんの数秒でお客様がが判断をするとお店では言われています。見た目だけでは本質は分からない事もありますが、第一印象が大切な仕事です。