休日も呼び出される、自動車保険の保険代理店に勤めていました

生命保険やガンなどの医療保険を取り扱っており、メインは「自動車保険」を主に扱う保険代理店に営業マンとして勤務していました。自動車保険と言うと、自動車の事故に対して備えるものです。自動車の事故は24時間365日いつ起こるか分かりませんし、起きた場合はすぐに対応しないといけません。

勤務が終わったからといって、全く安心できない会社

今日はもう仕事が終わったので帰ります・・・明日の営業時間から対応しますね、というわけにはいかないのがこの仕事。通常、保険会社が交代制で24時間お客様の事故を対応します。

ということは、お客様と保険会社の間に入っている保険代理店自体が24時間対応することはあまりないのですが・・・うちの場合は「お客様により大きな安心を手にしてもらうため」に24時間営業でできる範囲のことには迅速に対応する、という厄介な仕組みをとっていました。

いつ電話がかかってくるかもしれない緊張、休日も寝ている間も・・・

もちろん1人の人がそれを全てする事は不可能ですので、交代でやることになります。そして事故を対応する日は、まず夜にお酒を飲んだりはできません。

というのも大きな事故の場合は「現場に車で急行する必要」があるからです。家に帰ってからというもの夜中もいつ電話がくるか分からない状況で、お風呂へ入っていても電話を出れる状態にし、(銭湯にも行けない)泊まりの旅行などもってのほかで不可能です、仕事の時間は終わってるはずなんですが・・・。

寝ていても対応しなくてはいけない、電話で起こされる

寝ている時は大丈夫かというとそうではなく、常にベッドの横には携帯電話を置いておきいつでも連絡が取れる状態にしないといけません。

実際に夜中に連絡が来るケースはほとんどありませんが(しかし朝5時台以降なら比較的多くなる)寝ている時に起きてすぐに対応しなければ!という緊張があり眠りが浅くなることもあります。

ずっと緊張状態で手当は「たったの数百円」

朝9時頃には次の日の当番の人に変わるのですが、例えその日が休みだとしてもこの交代の時間までは「必ずいつでも車で出動できる必要がある」のです。せっかく休みの日なのに・・・早い時間に出かけることがこれで難しくなります。

ではどれだけ手当を出してくれるのかというと、その日の当番の手当ては数百円程度と雀の涙程度です。事故で実際に出動すると普通の手当てはありますが・・・やることの割には報酬が少なかったな、と思います。

3年勤めてから退職して、今では別の仕事をしています。それからというもの、休みの前日は遠慮なくお酒が飲めていますし、 休みの日は丸一日自由に過ごすことが出来ます。当たり前のことですが、それが今はとても嬉しい、そんな毎日で辞めてホッとしています。