「なぜサービス残業をしないの?」と言われる会社、ノルマも厳しく給料も安いんだけど・・・

インターネット上で企業名を検索すると「ブラック企業」「長く働ける会社ではない」とよく見かける会社で働いていました。小売り業でお店の販売の仕事をしていた頃の話です。

売上売上売上!!どの部署は未達成と張り紙を出す

毎月いくらという売り上げ目標を掲げており、従業員が出入りする通路と休憩室に張られています。「売上〇〇%達成」「残り〇〇万円」「達成まで○○日」といった用紙が、目立つところに所せましと貼られます。

決算月になると相当意識させたいのか、社員食堂に販売ブースまで設けられて、どこの部門が良くて売り上げ不振の部門がどこか、一目で分かるようになっています。

おまえとこは赤字だ、自分で補填しろと遠まわしに促される

お店の営業時間が終わった後でアナウンスが流れます。「〇〇部門、〇〇万円足りません。ご協力をお願いします」といったものです。これは「洋服」や「下着」「服飾」が不振となることがほとんどでした。つまり、自腹で従業員に購入してもらいたいが為に、従業員購入を促しているのです。

販売というお客様商売は、どこも安い給料ですし毎回協力も出来ません、私の働いていた部門は幸いな事に「毎月黒字」だったので、お願いアナウンスを流したことはありませんでした、恵まれてただけですが・・・。

なぜお客様に対して売上を伸ばすことを考えず、従業員へ売り込むのか

売り上げが大事なのはもちろん商売である以上理解できます。小売りですので売る事が仕事なので当然ですが、どうして社内で売ろうとするのかが理解できません。対象は来てくれるお客様のはずです。

それまでに出来ることはたくさんあったはずなのに、そういったアナウンスを聞いたり協力してくれ、と言われるたびに毎月嫌な気持ちになりました。

食料品の部門がとにかく酷い

ブラックだなと特に感じた事は食品部門です。ノルマがキツく、季節の「クリスマスケーキ」や「おせち」「うなぎ」「ボジョレーヌーボー」「恵方巻」などといった大量に取り扱うものが厄介です。

その都度店内にいる社員に、注文書を渡しては購買に協力してくれるようお願いして回っていたからです。期限がある為、時間との勝負という事でしょう。

Q:どうしてサービス残業しないの?A:サービスは違法ですよ・・・

最も酷いと感じたのは「サービス残業」です。帰るときに退勤のスキャンをしてから、1時間ほど更に働いて帰っている人が多くいました。幸いな事に私の上司は基本的に「残業をしないで帰るように」と言ってくれる人でして、上司の許可が出ていない状況で残業をした事はありません。

しかし他の部署の人達からは、「どうしてあなた達の部門はサービス残業しないのか」と責められたこともありました。「サービス残業は社則で禁止です」と言い返してその場は済ませていました。元々給料の出ないサービス残業はあってはならないことです。

最近見かける運動ですが、水曜日は「ノー残業デー」と設けられていました。しかし口だけで、定時で帰れない人は大勢いたのが現状で「何が残業が無い日だ」と憤慨していました。

後々サービス残業が特に問題になり、禁止事項が増えました。そして営業利益が上がらないことを理由に、月の給料を減給された為、6年間勤めていましたが退職を決意しました。