私が以前勤めていた会社は、海沿いの倉庫街で物流関係の会社がたくさん集まっているところです。日本ではそのような一大拠点になっている場所、結構ありますよね。そこでは各企業の倉庫内業務や、物流のアウトソーシングを行っていて、その会社の中でいわゆる非正規雇用のアルバイトスタッフとして働いていました。
帰れない現場、終わらない仕事
企業としては某大手企業のグループ会社なので、看板はとても大きく有名です。しかし中に入ってみると、ミーティング中であろうスペースから聞こえる上司による怒鳴り声は日常茶飯事です。
残業が長いのは当たり前で、酷い場合忙しい場合は近所にサウナがあったので、サウナ施設で寝泊りして翌日そこからそのまま出社という生活を送っているスタッフもいました。それだけ仕事が鬼のように多かったのです。
正社員はサービス残業、アルバイトは定時帰宅もしくは正常支給
我々はアルバイトなので給料は「時給」で支払われていましたが、社員になっていたスタッフはタダ働きです。上からの予算削減方針が出ており、人件費削減の為に「サービス残業」を強いられていました。寝袋を持参して自分の車の車内で泊まり込むスタッフもいました、会社の中で寝るスペースはありませんからね・・・。
親会社は有名だがあまり良い噂は聞かない
こちらの会社の良いところを上げると、どこで働いてるのか友人や知人に聞かれて親会社の名前をあげれば「あー、あの会社ね!」とすぐに伝わるところです。行っている仕事は大きいのだなと実感します。
非正規での契約だったせいもあるかもしれませんが、有給休暇の申請は問題なく通るところは良いところでした。悪いところは会社名を言うと、同じグループ会社での仕事を行ったことのある方なのでしょうか。悪い評判を話してくれることが多々あり、イメージを良く思っている方よりは、悪く思ってる方のほうが多い会社なんだと思わされることです。
大企業ですからグループ会社を含めると、従業員数はかなりの規模になるので大企業傘下で仕事をしていた、という人は結構多いのです。
大きい会社ほど物量の上下で人員が無茶苦茶になる
常に仕事が一定していれば必要な従業員の数は決まっています。しかし上から常にコスト削減を煽られていたので、業務的に落ち着く時期になると悲惨です。すぐに働いている人が減らされ、その結果物量が少しでも増えると、必要な作業量を捌き切れなくなります。
そうすると残業が増えるという悪循環を繰り返していることが度々発生していました。それに耐えかねて会社は先月で退職させて頂き、来月より同業他社にて働くことが決定しています。