テレビCMは何でも安全で身近なものに感じる錯覚、例えそれが金貸しでも・・・

初めて借金したのは、よく「テレビCM」で見る金利が少ない金融会社と銀行ローンでした。旦那と離婚してすぐだったのですが、特に宣伝されていたのが「主婦向けのカードローン」でした。もちろん主婦ですので審査はすぐに通り、即日入金という嬉しい結果になりました。今回だけ・・・今回だけ・・・と思いながらも、少ない収入だった当時の自分にとっては、借りれるという事はとても助かっていたのは事実です。

元本には手をつけずジャンプし続ける

銀行ローンの借り入れ最大で「30万」金融会社の方は「50万」でした。しかし調子に乗って借りては利息だけ返す(いわゆるジャンプというものです)を繰り返し、すぐに借り入れ額満額となりました。そうするとどうなるかというと、借り入れ金を返す余裕も無くなり、利子を返してはまたちびちび借りて…という状態になり泥沼に陥りました。

子供の為にお金は借りる必要があった・・・

お金を借り出した理由は、主に「生活費」と「子供の入学準備金」です。娯楽に使うという借金のいわゆる王道的な借り方ではなく、生活にかかる必要なお金を借りていました。

当時は収入も少なくて離婚をした為に引っ越しをする必要があり、出費がかさんでいました。ただでさえお金が飛んでいくのに、更にプラスして借金はする・・・という事態に。

なぜこうなったかといえば、短期のアルバイト・パートや期限の定めのある派遣等をしていたからです。早くに正社員やフルタイムのパートといった定職に就けばよかったのですが、ダラダラとしてしまったのは自分に責任があります。借金をしている感覚ではなく、なぜか分かりませんが勝手な「臨時収入」だと勘違いしていた私の頭が1番悪かったのだと思います。

効率の良い返済に動き出した

現在は少ないながらも定職に就くことが出来ました。借金をしている事を交際相手にも話をして、どういう状態かを説明し相談しました。そこで考えたのは「借金を減らす」ではなく、「返済をする」を第一に考えて某債務整理専用の事務所へ相談に行きました。

借り入れ会社の2社に対して「返済額の減額手続き」をしたところ、上手くいき利息を抜いた借り入れ額のみの返済という形に収まりました。

金額が減ってくると希望も見えてくる

2社で利息が約25,000円程払っていたのが、10,000円以内となりました。今までが嘘のように返済がとても楽になり、もちろん借り入れはできなくなりましたが・・・それ以上に精神というか気持ちが楽になったのです。

月々の利息だけ支払うのでいっぱいいっぱいだったのが、今では経済的にも安心でき長い年月の返済になるかとは思いますが、2社とも合わせて80万円です。まだ自分の中でもこれなら十分返済していける金額という目安が付きました、早く解決に向かいホッとでき、気分転換にディズニーランドへ遊びに行きました。遊ぶなら返済しろよとなりますが、息抜きも適度に必要なのです。

生活に必要なお金だから仕方が無い」と言いながら甘くみていた現実があります。計画的ならまだしも何も考えずに借金をしていた自分は情けなかったなぁと感じます。返済をする度に思い返しては反省し、自分の甘さが1番の原因だと気付かせてくれたのが唯一のプラスになりました。