大好きだった彼のために犬を飼ったら、折半の約束が支払いは私だけになった

20代始めの頃に、当時お付き合いしていた彼と「半同棲」の様な感じで生活をしていました。12月のクリスマスのプレゼントの話になり、彼が「犬を飼いたい」と言ってきました。どんな物にしようか、何をしようかと思っていた矢先に「生きている」犬だったのでとても驚きました。

売っている物と生きている動物では話が違う

軽い気持ちで犬を飼うことはできませんし、本当に犬が欲しいのか、聞くと「昔飼っていた犬に似ている犬を見つけ、どうしても欲しくなった」とのこと。お前も犬を飼っているし、一緒に面倒を見て欲しいというのです。

もちろん血統証付きで値段も高く、食費や予防接種の医療費なども必要になってきます。そういったことを聞いてみると自分で責任を持つから「問題無い」との返事でした。

クレジットカードのカードローンでの支払い

私は実家では犬を飼っており、飼い方も慣れてはいますが・・・一度は断りました。しかしどうしても飼いたいと言ってきて食い下がりませんでしたので検討することになりました。

しかし彼はお金をほとんど持っておらず、私自身も貯金に余裕がありませんでしたので、「クレジットカードのローン」なら支払えそうだと分かり、それでいけそうだと知った彼は、何のことか「私の名義でお願い」と言ってきたのです。自分から言い出したのだから自分の名義でして欲しかったのですが、聞いてみると不可能だと分かりました。

ブラックリストに載っているから支払えない?でも折半で支払う

なぜ不可能かと言うと、彼は以前個人的に借金をしており「ブラックリスト」に載っているのだと言うのです。それを聞いたときに私もきちんと断れば良かったのですが、本当にその時は好きだったので、仕方なく毎月半分支払ってくれるなら・・・とワンちゃんを迎える事にしたのです。28万円は大金ですが、折半になるので最大でも14万円とその時は考えていました。

返済は途中で私のみの支払いになった・・・

28万をローンで組んで、月2万円ずつの返済で1年2ヶ月ほどの計画となりました。彼と私で月2万円ずつ(つまり片方が1万円ずつの出しあいです)。私もお給料が良い方ではなかったので厳しかったのですが、半年程経過して異変が起きました。

何と半分の1万円も払ってくれなくなり、結局は私が全額支払っていく事になったのです。月日が経つ毎に、次第に彼への気持ちもなくなってきて、全て返し終わる頃には、彼ともお別れしました。

犬は彼の元へ、想い出は忘れよう

色々な事に考えが甘かったんだと思いました、犬は彼が欲しかった動物でしたので彼が今でも飼っているでしょう。その後は私自身はというと、何事も物事を簡単に考え過ぎない事を常に心において、普段から生活しています。騙されたというよりは、呆れてしまったのです、早く忘れるしかありません。