花嫁修業しなかったツケがいきなり・・・大さじ小さじも分からないレベルだった

私が最近までずっと悩んでいたのは「料理」です。18歳で就職して家元を離れ、私は25歳で結婚しました。しかしそれまでは寮に入っており、その寮には食堂がありました。つまり自炊する必要が無く、自分から作ろうなんてことはほぼありませんでした。

自分で料理を作れない、旦那に任せているプレッシャー

いざという時は「まぁ何とかかなるだろう」と思ってしまう楽観的なタイプです。将来の為に前もって「料理を勉強しておこう!」と思うことも全くありませんでした。今思えば寮生時代に、もっと花嫁修行しとくべきだったのです。

そして料理を全く作ることがないまま結婚となりました。結婚当初は旦那が作ってくれていました。元々旦那は一人暮らしが長かったので、それなりに基本的な料理は作れたのです。しかしそれがまた私にとってはプレッシャーでした。

頼る人がいないので、自分で1からチャレンジ!

いつまでも旦那に甘えてるわけにはいかない!と思いましたが、実家も簡単に帰れる距離ではありません。友達も寮生が多く、みんな食堂でご飯を食べており自炊してる子なんていなかったので、自分でどうにかするしかありませんでした。

本屋へ出向き、良さそうな料理本を何冊も購入し勉強しました。しかし基本も何も、見事なまでの全くのど素人です、何を書いているのかがさっぱり分かりませんでした・・・。料理酒という存在も知らないレベルでしたので、初めて自分でできた料理は散々なものでした。

少しずつ料理の基礎が分かってきた・・・気もする

私も結婚したのだからさすがにこのままではマズイと思い、本格的にネットや本などで料理についてたくさん調べました。そうすると案外頭に入ってくるもので、知識もそれなりに付き、料理は「大さじ小さじ」をしっかり守っていると不味くはならないこと、が分かりました。(もちろん当たり前のことですが・・・それすらも分からないレベルだったのです)

そうやって勉強を重ねるうちに、今では食卓に出せるご飯は何とか作れるようになりました。旦那にも「おいしい」と言ってもらえるようになり、更に頑張ろうと思うようになれたのです。

親孝行は手料理を教えてもらうこと

今は実家に帰省する度に母親と一緒にご飯を作るようにしています。子供の頃の料理はこんな風に作っていたのだとか、いろんなレシピを教えてもらっています。

母親は娘に料理を教えるのが夢だったみたいで、とても喜んで教えてくれまして親孝行の一つにもなりました。今でも不味くなるのが恐くて、基本となる「大さじ小さじ」をしっかり計って作っています。しかしいつかは計らず目分量でも、美味しいご飯やオリジナルレシピを作れるように日々勉強しています。