会社の業績不振がきっかけで夫は退職、年齢を重ねると良い仕事が見つからない

30代の主婦で夫と子ども2人の4人家族です。今から2年前の話ですが、夫が10年以上勤めていた会社が業績不振になり、いくつかの部署を他会社に譲渡する事になりました。夫が配属されていた部署もその対象となり、そのまま居続けると「全国転勤」の可能性が出てきました。夫婦で話し合って「家族で一緒に暮らすことを優先」した為、夫は退職することにしました。

面接に通らない・・・以前の職場と比較したのが原因

その後はすぐに転職活動を始めた夫ですが、面接に行くところ行くところ不採用の嵐でした。中々採用に至らなかった原因としては、休日や基本給など、優先順位を絞りきれていなかったことでした。

1年経っても就職が決まらず、正社員として次が決まるまで働いている日中のアルバイトに慣れて、ダレてきている夫に対してそばで見てイライラする事も何度もありました。

このままでは夫が転職するやる気を失ってしまうのではないか・・・。そう思った私は夫と話し合う時間を何度も作りました、仕事をするに当たり何を一番に優先したいのか、どんな業種でどんな風に働きたいのか、夫と一緒に考えていったのです。

対象を絞ったことで就職したが続かない・・・

話し合って優先順位を絞った事がきっかけで、面接に合格することも増えてきました。そしてついに転職をすることができました。

ですが実際に会社に入ってみると、自分が思っていた事と全く違う仕事内容だったり、強引な営業サービスをする会社で精神的に鬱になってしまったり・・・。どこも長く続かずに「2日~3ヶ月」で退職する、という事が3回連続で続きました。

会社は無数にあるが・・・合う合わないはきちんと考えなければならない

しかしそれでも夫婦で話し合いを重ね、再度夫の希望とその優先順位を一緒に考え直し、夫に少しでも合う会社を地道に探し続けました。

そして最初の会社の退職から約1年半・・・やっと夫は自分に合う気風と仕事内容の仕事を見つけることができたのです、それから2年間経過しますが頑張って働き続けてくれています。

夫婦は諦めずに励ましあうことで、絆は強固なものになる

当時は最悪の場合離婚する必要もあるかもしれない・・・とまで考え込んだ時もありましたが、最後まで諦めませんでした。夫婦で力を合わせて仕事探しに取り組んだことは良かったと、今では心からそう思っています。

確かにお互いつらい経験ではありましたが、あの時の忍耐や感情のぶつかり合いは、夫婦の絆をより一層高めてくれたように感じます。これからも何があってもお互いを支え合い、どちらかが苦難に立たされた時には、もう一方が引っ張り上げていける・・・そんな夫婦関係でいたいと思います。