我が家は実家を「二世帯住宅にリフォーム」しています。1階は両親が2人で住んでおり、2階は私と妻と娘が2人の計4人で住んでいます。住み始めてから「18年」になります。しかし当初は一緒に住む事は避けていました。
両親が離婚して再婚したが・・・
私が小学生の頃、実の父と再婚した義母と私は子供の頃から反りが合いませんでした。結局合わないまま私は社会人となり、結婚をして実家を出ました。
そんな状況だったので、実家暮らしでの良い思い出は一つもありません。ただただ、実家なのに「ストレスの溜まり場」でしかなかったからです。そんな中で結婚をして実家を出たので、何か自由を勝ち取ったという感覚でした。
少し仲が良くなったのをきっかけに・・・
そして義母がいる限りは、もう二度と実家には戻る事はないと思っていました。しかし実際問題、こうして離れてみると距離感がいいのか、たまに子供を見に遊びに来る義母と、次第に気さくに話せる様になっていったのです。
実家を出てから3年が経過しそろそろ「持家を」何て事を妻と話し合っていた時でした。父親が事故に合い自営業をしていた父の収入が途絶えました。義母が私達に泣きながら、SOSを発信していたのを今でも昨日の事の様に覚えています。
父の収入が途絶えたために、支払いが出来ないと言う事でした。しかしそうは言っても、私にも潤沢な貯金がある訳ではありません・・・。しかし何とか父の危機を助けたいと考えた結果、出した結論としては「実家に私達家族が入る事」でした。
父親のピンチを一緒に住むことで解決を図る
しかし今の実家の状態では「二世帯住宅」としては厳しいと「全面リフォーム」を決意しました。二世帯新居が完成しましたがこの決断には、妻が即決したことですぐに実現しました。
というのも私だけはどんな理由であれ、義母と最近仲良くなっているとは言えども、「実家に戻る事」に二の足を踏んでいたからです。そんな中で妻の決断が、私の心を動かしたのです。
すぐに決めたことを後悔した二世帯住宅・・・
しかし今考えると「二世帯住宅」と言うものを私も妻も甘く考えていました。子供が幼い時は家の中を走り回ります、そうすると義母からクレームが来ます。遊園地やディズニーランドといった遠出をしたり行楽地から夜遅く帰れば、足音にも気を遣います。
友達を呼んできて夜遅くまで食事をしていると、やはり義母からクレームが来ました。そんな状況に、私だけでなく妻も猛烈にストレスを抱え込んでいました。
私も義母に対しては仲直りしかけていただけに、その関係も崩れていきました。実際に義母と会うと、私の表情は嫌悪感でいっぱいになり険しくなりました。しかも実の母ではないからと余計に踏み込めず思いを溜め込んで、ただただストレスが溜まるだけでした。
今では娘も大きくなって両親も高齢になったため、クレームは無くなりました。しかし関係はあまり良好ではありません・・・。そして妻も今さらですが「家族だけで住みたいな・・・」と愚痴ります。両親に感謝することは大切な事ですが、ある程度の距離感があるから、感謝出来るのかも知れない、年月がたった今だからこそそう思います。