パチンコで1年間の運試ししてたら、隣のおじさんに鼻で笑われた

普段ギャンブルとは無縁のタイプで、友達にもパチンコをする人はいませんでした。けれど、私は以前ギャンブル依存症だったのです。パチンコを止めてからはもう10年が経過し、「海物語が面白い」とテレビ番組で言っていたのを聞いたら、無性にやりたくなってしまいました。

おみくじの代わりにパチンコをしよう

よく今年1年の運試しとして、おみくじを引いて「大吉」で喜んだり、「凶」で落ち込んだりしますよね。アレの代わりにパチンコをしようと考えたのです。

ずっとパチンコは我慢していたのですが、一年に一度ならいいのではないかと自分に言い訳しながら、年に一度の運試しをしようとお正月に行くことにしたのです。

昔使いすぎたのを知っているからこそ、現金はあまり持っていかない

家の近所のパチンコ店では知り合いに会うかもしれないので、身バレを恐れて隣県のパチンコ店まで自動車で行きました。そこまで片道40分かけて・・・手持ちは一万円で半分の5,000円までなら使おうと決めて向かいました。

そこはチェーン店の店舗で、派手な装いや音に興奮で脚が震えたのを今でも覚えています。特に「海物語」は人気機種だったので空いている台が無く・・・とりあえず店内を一周しました。

こちらを見て「鼻で笑う」おじさん

平台には一人の客もおらず・・・そこで昔流行った台があったので試しに3,000円やってました。フィーバーはならずで、何と通りすがりのおじさんが鼻で笑っていました。それを見てものすごく悔しかったので、そのおじさんを追いかけて隣の台に座って打ち始めることにしたんです。

おじさんは何が面白いのか知りませんが、時々こちらを見ながらニヤニヤしています。この台が出ない台だと知っていたんでしょうか。私は持ってきたお金の残りをその台に費やしてしまいました。

現金しか持って行っていなかったのが幸いした

私は熱くなると依存してしまうタイプだと理解しているので、熱くなって銀行のATMでお金を下ろさないように「キャッシュカード」「クレジットカード」は全て自宅に置いて行っていました。中にはお金を借りて借金をする方もいますが・・・そこまではしません。

もし持っていれば「台」と「おじさん」の両方に熱くなって、ATMに駆け込んでいたかもしれません。

その甲斐もあってか特にムキにはならずに、すんなりと帰ることが出来ました。投入したお金が少なかったのもあります。本当であれば帰り道に近くのラーメン屋さんに寄ろうと思っていたのですが、久々に使ったという反省の意味を込め何も食べずに自宅に40分かけて帰りました。

やっぱり、パチンコなんかで運試しするのは止めようと心に誓ったお正月でした。それ以来一度も行っていません。これからは素直に神社・お寺の「おみくじ」にします。